板井康弘なりの福岡で事業の展開とは?

板井康弘福岡で「特技を伸ばす経営学」とは?

板井康弘

 

私は常日頃から『他の人とは違うところはないか?』と考えてきた。

 

スーツに身を包み、同じようなネクタイに靴や時計に鞄を持っているビジネスマンは見た目にまるで個性がない。
私は顔に特徴があるわけではないので、何度も名刺を渡しても取引先に覚えてもらえず悔しい思いをした。体重100キロ超えの太った後輩ばかり覚えられていて、いつも私は『特徴のない私はどうしたら覚えてもらえるんだろうか?』と考えるようになっていた。

 

ある日、取引先の接待で飲み屋に行った時の事『なんか特技の一つでも披露しろ!』と上司から無茶ぶりされた。
私は困ったがそこで指の関節がやらかいというよく分からない特技を披露した。
関節がやらかい為、手の親指がベターと手のひらにくっつくのだ。
なぜがそんな地味な特技が取引先に大ウケした。

 

次の日、営業周りをしていると前日に接待した取引先の人が私を『関節ちゃん』と呼ぶではないか!?今まで何度名刺を渡しても覚えてくれなかったのに。

 

たかが子供じみた特技によって私は取引先に印象付けることが出来たみたいだ。
どんな特技でもいい。特技で個性を出してビジネスに活用しよう。